・4WSターンテーブル式台車 対 4WSナックル式台車
第6ラウンドは、けん引台車の足回り比較です。追従性を前提に4WS方式を採用したターンテーブル式とナックル式で、
両者が競合します。
比較しながら、良い方式の構内トレーラーをご選択下さい。
・4WSターンテーブル式台車・・・前後軸のターンテーブルをリンクさせた構造となっています。
・4WSナックル式台車・・・前後左右の4輪ナックルをリンクさせた構造となっています。
さあ、第6ラウンドのゴングです。各性能でご判定下さい。
比較項目 | 4WSターンテーブル式台車 | 4WSナックル式台車 | ||
旋回半径 | 小 | ○ | 大 | × |
ホイールベースLW / トレッドLt比 | 2以上 | × | 1.5以上 | ○ |
直進時と旋回時との ホイールベースLWの変化 |
小 | × | 大 | ○ |
部品数 | 少ない | ○ | 多い | × |
保守管理 | 易い | ○ | やや難 | × |
平均価格 | 安価 | ○ | やや高価 | × |
耐荷重 | 2000kg程度まで | × | 10000kgまで | 〇 |
サイズ | 3000x1500mm程度まで | △ | 4800x2200まで可 | 〇 |
結果:比較表から判断すると、引き分けです。 2000kgまでの荷重域であるならばターンテーブル式台車がコスト的にもおすすめです。 重量物はナックル式でご検討下さい。 ナックル式台車は、上記のホイールベース、トレッド関係からも 、台車サイズにかかわらず、タイヤ配置ができ安定走行を約束します。けん引車への追従性はターンテーブル式より正確です。高荷重にも適しております。 上記のメリットを追求しないならば、他のメリットが優れているターンテーブル式を弊社実績経験上おすすめしています。追従性も確保でき、安価でアフターメンテナンスの容易さが決め手です。 |