中部産業株式会社(ブリヂストン名古屋販売グループ)
台車とキャスター物流機器情報

台車・キャスター&タイヤ等の部品、特注製品の選定方法 中部産業

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〇 Q&A集 5

 

 

けん引台車に関する件                   カート&キャスター

5-1

Q:台車の2WS方式、4WS方式の意味は何ですか。その特徴は.....。

A:牽引台車の操舵方式を現します。

  ・2WS(2Wheels Stearing System)= 2輪操舵方式 
      通常、前二輪が方向を決めます。

  ・4WS(4Wheels Stearing System)
       前後輪がロッドで結ばれ、方向が同調します。 

特性項目/方式

2WS

4WS

前後輪旋回半径のずれ

大きい

極めて小

前後輪の同調

なし

あり

旋回半径

適用台車規模

小~中型

中~大型

部品構成

簡素

やや複雑

5-2

Q:ターンテーブル式台車、ナックル式台車とはどんなものですか。

A:牽引台車の旋回機構の主な方式で、ほとんど下記のいずれかに属します。

 ターンテーブル式台車

車軸の中央に旋回盤(ターンテーブル)が固設されているため、台車の旋回時には車軸・車輪とも進行方向に向きます。
台車の回転半径を小さくすることができ、台車の構造によっては進行角90°も可能です。

 ナックル式台車

 車軸は台車本体に固設され、その両端の車輪だけが進行方向に向きます。
  したがって車輪の首振り角度は制約され、進行角30°以下が多いようです。
  弊社では需要の多いターンテーブル式を標準機種として製作しています。

5-3

Q:上記5.2項の相違点、特性は.....

A:

特性項目/旋回方式

ターンテーブル式牽引台車

ナックル式牽引台車

ホイールベース/トレッド比

2以上

1.5以上

旋回半径

直進時と旋回時のホイールベースの変化

あり     

なし

部品数

少い

多い

給脂箇所

少い

多い

保守管理

やや難

平均価格

安価

やや高価

5-4

Q:牽引台車の騒音を少なくする工夫は.....。

A:騒音の大半は路面状態により台車の足回り、可動部品等のクリアランス間で部品の振動離合が繰り返されることによる衝撃音で部品の磨耗・劣化を早めます。
いいかえれば騒音を減らせば台車の寿命を延ばすことにもなります。

     ①車軸、軸受、車輪等回転部の過大クリアランスの付与を避ける。     
     ②車輪タイヤを緩衝性のよい材質に変える。 
        例えば、ウレタン製タイヤ(硬質)をNBR製タイヤ(軟質)にする。
     ③積載荷重がほぼ一定範囲であれば、緩衝機能付キャスター
      (牽引台車用)採用してみる。 
     ④ 可動部の給脂を十分に行う。 
     ⑤ 台車上面の薄鋼板など共振し易い部材の固定箇所を増やす。 
     ⑥ 防振ゴム、吸音材の利用。

5-5

Q:牽引台車に汎用キャスターを使用したいがダメですか。

A:使用可能です。大手某自動車メーカへの納入実績も数多くあります。 
ただし、キャスターメーカの仕様範囲外の使い方ですから、補償対象にはなりません。汎用は牽引用より格安ですし、使い方によってはそこそこの寿命もあるようです。ユーザ各位の経験実績としてご試用ください。
選定時には前期1.5項をご参照ください。

 

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オーダーメイド商品
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