狭い通路では運搬作業者を考慮する

手押し台車 の運搬通路は、台車本体の車輪配置、大きさにより影響されるだけでありません。
台車そのものが通過する有効面積は最低限のもので、運搬作業者を考慮する必要があります。
特に直角の曲がり角では運搬作業者の操作有効面積を考慮する必要があります。基本的に台車の進行軌跡が、そのまま操作面積になります。直線通路の場合は、そのまま進行軌跡が操作面積になるため問題ありませんが、曲り角では人の操作有効面積の後端までの長さが旋回範囲になるため、大きく弧を描きます。その場合、狭い曲り角では余裕がなく、運搬作業者はうまく身体を移動させ旋回することになります。まだ姿勢を崩しても運搬できる範囲であればよいですが、そうでない場合は、台車を小さくする、荷物の重量を軽くする工夫が必要です。
計画時で、台車だけのことを考えていると、曲がり角での運搬作業者の操作面積を見落としてしまいます。作業操作上で見て、なるべく許す限り通路巾を確保する必要があります。

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