台車の旋回時における抵抗力

一般の台車では旋回運航ができるようび旋回金具(自在キャスター) が付いています。この旋回金具は旋回せしめるために偏芯構造になっており、進行に対して車輪が後へいく動きをします。この金具の向きを変えるのに抵抗力が作用します。この抵抗力を考慮して始動抵抗力を考える必要があります。

(上図、始動時のキャスター旋回抵抗の説明)

(上図、始動時のキャスター旋回抵抗の説明)

金具の向きが進行方向に向かって止まっている台車を押す場合はよいですが、向きが逆の場合、今まで一人で押せたものが動かない場合があります。
この旋回抵抗力を少なくするためには、できるだけ旋回金具が付いた部分に分担荷重をかけないようにするのがよいです。ただし操作性は良くなりますが、逆に安定性が悪くなり転倒に注意する必要があります。

サブコンテンツ

このページの先頭へ