どんな形の台車があるの

台車の形は荷物、作業工程などで様々な種類があります。四輪以上の台車を考えた場合、基本は平台車に幅方向の一端にハンドルを付けた片袖台車です。側面から見ればL字型をしています。「台車」と言えば、このことを示す場合が多いです。この種の台車は荷重そのものは荷台を介して車輪で保持されて運搬できるものになります。

種類として①平台車②片袖台車③両袖台車④箱台車があります。

(上図、主な台車の形状種類)

(上図、主な台車の形状種類)

①平台車・・・荷台が平面の床で車輪が取り付けられた台車(床板がなく、枠組のみのものも含む)。引越しで使用されるベニヤ板にキャスターが付いた平台車や、コンビニ配送で使われる長方形の枠組み台車などがあります。

②片袖台車・・・上記の平台車に幅方向の一端にハンドルを付けた台車。最も多く使用されている台車です。種類も豊富で、材質ではプラスチック製、スチール製、アルミ製、ステンレス製などあり、機能面では騒音対策、ストッパー付きなどがあります。

③両袖台車・・・平台車に幅方向の両端にハンドルを付けた台車。前後どちらかでも押せるようにした形です。Uターンできない運搬通路では有効です。

④箱台車・・・荷台に荷物を入れる箱相当のものが固定されている台車。箱だけでなく枠で固定されたもの、棚を固定されたものも含まれます。これらの台車は荷物の落下防止、保護、効率的な積載などの役目を持ちます。カゴ台車 、金網台車 、シートボックス付き台車 、落下防止ガード付き台車 、2段・3段台車 などあります。

四輪以上の台車の他に、二輪以下の台車もあります。荷重が人と車輪に分担しバランスを取り運搬する台車です。てこ機構を利用した運搬台車で「⑤てこ車」として分類されます。一輪車、二輪車があります。運送業界などでは、猫のように幅狭い路地を走行できるため「ねこ車(ねこしゃ)」とも呼ばれています。

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