台車で最も使用される鋼板製プレス車輪について

台車用の鋼板製プレス車輪は、台車の軽量化と大量生産によるコストダウンによって多く使用されるようになりました。

(上記、鋼板製プレスキャスターの写真)

鋼板製プレスキャスター

少し前までは鋳物製車輪が主流でしたが、自重が重く、軽量化される台車には不向きとなりました。
構造的には鋼板をプレスした左右のホイールを合わせ、リム外周面を全周または部分溶接したものが芯金(ホイール)となります。その外周にゴムタイヤを焼付け成形して製作されます。軸受け部にはプレスベアリングが圧入されます。このプレスベアリングは一般のラジアルベアリングほどの精度はなく品質は劣りますが、安価で手押し台車レベルでは十分使用できることから採用しています。

(上記、鋳物製キャスター)

(上記、鋳物製キャスター)

鋼板製は、鋳物製に比べ、抗張力、伸びが優れているため、自重が軽くできる利点があります。現行の台車は荷台をプラスチック製にするなど軽量化がすすんでいるため、最もふさわしい車輪となっています。

それぞれのメリット・デメリットを考えて利用します

上記のように話すと、鋼板製プレスキャスターの方が良いように思われますが、重荷重用キャスターになると、鋳物製キャスターであれば外径、車輪巾で豊富なサイズをそろえています。選択する場合は、このメリットを検討してご選択下さい。

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