台車の車輪に使用されるベアリングについて

台車に使用されているコロガリ軸受けは、内輪・外輪からなり、内外輪の間に何個かの鋼球を置き、円滑なコロガリ運動をするような構造となっています。

台車の車輪では、負荷できる荷重方向から、縦に強いラジアル軸受画が使用されます。中でもプレス成形して作られるプレスベアリングが使われます。その理由として、ベアリング構造から見て、軸受部のふたが不要でありかつ、防塵機能を備えているため簡単に使用できるからです。そして取り付けは、ホイールに圧入するだけで済みます。

(上記、コマーシャルベアリング)

(上記、コマーシャルベアリング)

今はラジアルベアリングへ

ただ重荷重運搬の場合は使用できず、寿命も短いため、ラジアルベアリング(深みぞ玉軸受)を使用することになります。

ラジアルベアリングは、グリスを密封した密封型軸受け。重荷重でも低トルクな回転性能を備え、回転音も小さく、耐久性に優れています。

その他に、ただ穴を明けた直穴式や、砲金ブッシュなど、軽荷重用の台車に使用されています。

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