役立つ知識6 台車の強度について
台車の強度について
台車の場合下記のことを注意して台車を選ぶことも重要です。
①折損しないことを主とするのか。
②ダレ、たわみを主とするのか。
③ねじれに耐えることを主とするのか。
など検討する必要があります。
もっとも当たり前の基本事項ですが、お客様側で殆ど検討されない事項です。
台車の使い易さを左右しますので、ぜひ十分なご検討をお勧めします。
上記はスチール、SUS製やパイプ台車、特注製作する際の検討事項です。プラスチック台車の場合は一体成型のため設定されている耐荷重をご参考ください。
また、強度についてはハンドルが折り畳み型より固定型など便利性とは違うカ所にも存在してます。
台車豆知識コラム:台車に使用する形鋼の活かし方
上から荷重をかけた場合を仮定します。
1 強さ(断面係数)
断面の向きで強さが違います。計算式の結果をご覧下さい。
荷重がかかる方向のhが大きいほど強度の数字が大きくなります。
2 たわみ量(断面2次モーメント)
数値(h)が大きくなるほど、たわみ量が少なくなる。
以上のことから、台車枠を製作する場合、形鋼の向きを力かかる方向を考えて決めなければなりません。
市販品の台車強度で選ぶなら
①スチール台車
②プラスチック台車、アルミ台車
③パイプ台車、パイプラックなど、家庭用の台車
但し強度が高い=自重が重いというデメリットが生じますので、運用方法に合わせてご選択ください。