役立つ知識9 キャスターの選び方
キャスターの選び方について
キャスターといっても椅子やコピー機、鞄、テーブルなどの家庭用。運搬台車、装置・機器の足回りなどで使用する業務用のキャスターがあります。前者と後者は似て非なるものであり、同じものに見えても全く使用方法が違います。
当社は工業用品向けのキャスターが主となりますので、家庭用のキャスターは専用品のため選択からは省かせて頂きますが、
ご使用になりたい環境や用途で参照頂ければ幸いです。
一般的には、
①手押し or けん引
手押しかけん引かで旋回部の強度や金具の強度が違います。
②使用環境・路面状況
環境に応じたセッティングが必要です。耐熱、耐寒環境、クリーンルームなど
これを間違えますとトラブルの原因となります。
③耐荷重
必須です。耐荷重が足りなければ大きな事故につながります。
安全率を考えて必ず選定ください。安全率についてはこちら。
④運用頻度
運用頻度が低い設置機械・機器・台車であれば車輪の変形や耐候性の有無で選択が必要です。
なお、運搬距離が長い、頻繁に使用する台車に車輪径の小さいものはおやめください。消耗が早く破損に繋がります。
条件によって様々 例:屋外で使用したい
屋外でご使用頂くのであれば、ゴム車輪のキャスター(中荷重、重荷重)、空気入り/ノーパンクタイヤといったタイヤキャスターが推奨です。
何故かと申しますと、硬い車輪では衝撃に耐えれず、車輪自体に欠けや破損が発生します。
また、溝に落ちない、段差でのダメージを減らすため出来るだけ大きな径をご選択頂くことが好ましいです。
100φより150φ・200φなど